今回はウインドサーフィンの体験を考えている方へ向けて、少しだけでもウインドサーフィンのイメージを掴んで頂こうと、実際のスクールで使用しているウインドサーフィンスクール用セイル・ボードを紹介していきます。
スクール用セイル
ウインドサーファーの多くがこのような「艇庫」と呼ばれるロッカーを借りて、自分の道具を保管しています。SeaYouの艇庫はこんな感じで完全屋内・独立艇庫となっています。
スクール用のセイルはそれぞれセイルの大きさごとに、艇庫を分けて保管しています。レンタル用セイルも兼用しています。
セイルの大きさの単位は面積で表すのですが、左から3.0㎡、4.0㎡、5.0㎡というサイズです。5.0㎡くらいからはスクールセイルだけでなくノーマルセイルも使いながら練習していきます。デザインもスクール用とはガラリと変わってカッコイイですよね。
セイルは面積が大きい方が風のパワーが強くなりスピードが出ます。その分体重を上手く使っていかないとセイルのパワーに負けてしまいます。
男性だと最初は4.0㎡くらいから、女性だと3.0㎡くらいからのスタートになり、上達に合わせてセイルを大きくしていき慣れていってもらいます。
スクールでは最終的に5.0㎡前後のセイルを十分扱えるようになることを目指して練習していきます。この大きさのセイルを使えると風の力もダイレクトに感じることができてウインドサーフィン感が存分に味わえると思います。
スクール用ボード
続いてはボードの紹介です。スクール用のボードはダガー(センターボード)と呼ばれる横流れを防ぐためのパーツが備わった物を使用します。
ダガーがあることでボードの横流れを防ぎ風上にも進みやすくなり、またボードの揺れも軽減されるので初めのうちは必須です。
スクールで乗ってもらうボードはこんな感じです。
一番左の一番大きいボードが皆さんに最初に乗ってもらうボードです。ボードの大きさは浮力(L:リットル)という単位で主に表すのですが、左から200L、180L、160Lという感じです。
最終的には150~140Lのボードを使いこなせるようになることを目指します。
ボードは浮力が大きい方が安定感が出ますが大きい分だけ遅く、動きも鈍いという特徴があります。浮力の小さいボードはスピードやコントロール性に優れる分、当然ですが安定感が弱くなりコンディションによってはバランスを崩し海に落ちる回数が増えます。
大きいボードの方がバランスを取りやすく海に落ちる回数も少なくなるのですが、その分スピードが出なかったりとつまらなく感じるのも事実です。
どのような楽しみ方をするかは人それぞれですし、無理なく続けることができるのが一番なのですが、楽しみ方の幅は広いに越したことはありません。強風の中でも上手く乗れた方が楽しいし、思いっきりスピードを出してみるのも楽しいです。
何が言いたいかというとウインドサーフィンを楽しみ尽くすためにも、是非小さめのボードにも乗れるようになるよう練習してみてください!
個人的にはウインドサーフィンの一番の魅力は「自分1人で、風の力だけで、海上のどこまででも行ける」というなところにあると思っています。
風が弱い日で歩く程度のスピードしか出ていなくてもウインドサーフィンに乗っているだけで、普段の散歩とは比較にならないほどの気持ちよさがありますよ!
おまけ
おまけで、ライフジャケットとウエットブーツ、ウエットスーツ、ハーネスの4点セットもご紹介。
ライフジャケット、ウエットブーツは皆さんに必ず着用してもらいます。ブーツは貝殻や小石などから足裏を守り、滑り止め効果も持つので初めのうちは着用していた方が安全です。
ウエットスーツは春・秋をメインに着用してもらいます。もしマリンスポーツの経験がある方でウエットスーツを持っている方は持参してもらっても大丈夫です。サイズがあっている方が動きやすいですしね。
ハーネスはスクールを何度か受けて頂いたあとで着用してもらい、使い方を練習していきます。セイルを体重を使って支えることができるため楽にスピードが出せるようになります。
もし、本格的にウインドサーフィンを始めようとお考えの方は、この4点(ウエットスーツは夏場は必要ありませんが)は早めに揃えてもらうと集中してスクールに取り組んでもらえるかもしれません。
スクールで使う物は大体こんな感じになります。なんとなくイメージを掴んで頂けましたでしょうか。ウインドサーフィンは日本ではマイナースポーツです。事前の情報が少ない分、まずは実際に1回やってみるとウインドサーフィンというスポーツについてわかることも多いかと思います!
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スクールの様子はSeaYouのFacebookやInstagramからも見ることができます。チェックしてみてください。
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