最近増えてる”ウイングサーフィン”
最近近くの海や湖、河川などでこんなスポーツを目にする機会が増えたのではないでしょうか。独特の”ウイング”を手に持って、水面から”浮いて”走る姿はかなりセンセーショナルですよね。
これは”ウイングサーフィン”という2018年に生まれたばかりのNEWスポーツで、今世界中で大注目の次世代型マリンスポーツなんです。
日本に初めて上陸したのは2019年。日本でもウインドサーフィン、カイトサーフィン 、サーフィン、SUPなど様々なジャンルの愛好家がウイングサーフィンにトライしてきました。
ただ、このスポーツは決してマリンスポーツ上級者しか楽しめないというようなものではありません。むしろ全くマリンスポーツをやったことがないという方にとってもチャレンジしやすい、そんなポテンシャルを持ったスポーツです。
ではなぜウイングサーフィンはこの短期間で人気が出てきているのでしょうか。それはこのスポーツが持つ”自由度の高さ”にありそうです。
ウインドやカイトのような、風を受ける爽快感はそのままに、波が立てばサーフィンやSUPと遜色ない波乗り体験が出来てしまうという可能性の多さには本当に驚きです。
これまでにあったマリンスポーツの「良いとこ取り」をしたようなクロスオーバー型のスポーツと言えそうです。
これまでこのNEWスポーツに盛り上がっていたのは、主にマリンスポーツ界隈だけでした。ただ日本上陸から3年目を迎える今年は、各地のゲレンデから広がっているウイング流行の波が、これまであまりマリンスポーツに触れて来なかったような方にも浸透していきそうな予感です。
また、ウイングサーフィン用の道具に関しても、様々なマリンスポーツブランドが参入してきて、種類・質ともにボリュームが出て来ました。そういった意味でも、今からウイングサーフィンにトライするための土壌は整ってきたかなという印象です。
今回はそんなウイングサーフィンが、マリンスポーツ経験のある方だけでは無くて、初めての方にもおすすめできるということを、”ウイングサーフィンの革新的な部分”とも絡めながらお伝えしてみようと思います。
体力・筋力いらず
ウイングサーフィンの最もオリジナルなところは、”ウイング”というアイテムを新たに開発したところにあります。
”ウイング”は空気を入れて膨らませるインフレータブル式となっていて子どもでも扱える軽さです。
今までの風を扱うスポーツでは、風を受ける部分のパーツが巨大で扱いづらいという難点がありました。ウインドサーフィンを例にとると、セイルを水から引き上げる”セイルアップ”という動作など、自力でセイルの重量を支えないといけない場面があり体力的な負担があります。
スポーツなので体力的な負担があるのは当然なのですが、”ウイング”の登場によって体力・筋力に自身のない方や、子どもさんなどは俄然トライしやすくなったかと思います。
ただ全く体に負荷がないかといえばそんなことはなく、体感ではウイングサーフィンをやる中で足腰・体幹・バランス感覚などが鍛えられている感じです。ボードが浮いている状態でバランスを取る必要があるので、下半身がメインになりますが陸に上がってみると、意外と全身満遍なく使ってるなと感じることも多いですね。
ウイングのコンパクトさ、手軽さ
ウイングサーフィンは他の風スポーツと比べて、必要な道具が少ないということも魅力の一つですね。
「ウイング、ボード、フォイル」の3点セットで事足りるので、持ち運びもラクラクです。
風があっても無くても、波があっても無くてもどんなコンディションでもこの3点セットがあればOKという画期的なスポーツなんです。当然適切な道具を選んでおく必要はありますが。
SeaYouがある甲子園浜は、波が立たない湾状のゲレンデと、南西系の風でうねりが出る沖合のゲレンデ、というタイプの違う2つのゲレンデがあります。フラットな水面をふわふわ飛ぶ感覚を楽しんだり、うねりに乗って波のパワーを感じたりと風向によって遊び方も変えられるので飽きる暇がありません、、笑
つまり、、ウイングもおすすめです
ウイングを始める前は、どうしても今まで慣れ親しんできたウインドサーフィンと比べてしまって「スピードが遅い」とか「ウインドの方がかっこいい」とか思ったりしてましたが(失礼な話ですが)、そもそも比較するものではないということにやっと気づきました。
今のところ、ウインドとウイングでは楽しさの”質”が違うかなという印象です。なので、「マリンスポーツを始めたいんだけどどれが良いの?」という質問にも一概には答えられない部分があるなと感じています。
好みやライフスタイルによってもどのスポーツが自分に合っているのかが変わってきますしね。
ウイングというスポーツはまだ生まれたばかりで、情報もさほど出回っていない中、「ありなのか無しなのか」判断がつきかねている方も多いんじゃないかと思います。そんな方に言えそうなのは「ウイングありですよ」ということですね。
マリンスポーツをやったことがない方に対しても、ウイングは十分におすすめできる要素があるし、実際これからそういう方も増えてくるんじゃないかと思います。
ウイングサーフィンの楽しみ方がもはや既存の風スポーツの枠に留まらないのは、サーフィンやSUPの世界でも人気が出ていることからすでに証明済みです。今後のマリンスポーツ界の分布図を変えてしまいそうな気配のあるウイングサーフィン、要チェックです。
3 thoughts on “話題!手軽!ウイングサーフィンってあり?”