用心しすぎるくらいでちょうど良い
ウインドフォイルを始めたばかりの頃はコケる回数も多くなるものです。ある程度フォイルの挙動に慣れてきてからも、うねりや突然のブローで不意に沈することも日常的に起こります。
出始めの頃は教えてくれる人が身近にいるわけでもなく手探り状態でしたが、この数年でフォイラーのレベルが高まったり、フォイラーの数もかなり増えたことで、安全にフォイルを楽しむためのノウハウもだいぶ蓄積されてきています。
ボードの挙動を正しく理解して、怪我やボードの破損を防ぐ乗り方を知っていれば、大きな事故を避けて安全に楽しむことができます。
とはいえ、頭で分かってはいてもそうそううまくはコントロールできないですよね。自分の体やボードを守るためにも、できる対策はしっかり施しておきたいところです。
怪我を防ぐ
インパクトベスト
胸・背中にパッドが入っており、上半身を衝撃から守ります。マリンスポーツには必須である浮力体としての機能も備えているので、忘れず身に付けておきたいですね。
ヘルメット
ウインドサーフィンでヘルメットって必要?と思う方もいるかもしれませんが、用心するに越したことはないですよ。特に上達してきてスピードが出せるようになってくるとコケた時のダメージも大きくなってくるので。
実際に、PWAなど海外の公式レースでもヘルメットの着用が義務付けられています。
ボードを守る
ノーズガード
ボードのノーズはフォイリング中に最も破損する可能性が高い箇所です。
バランスを崩してノーズから着水、そのままマストでノーズを強打。
フォイラーのほとんどが経験しているであろう、ヒヤッとする瞬間です。
マストプロテクター
こちらはマスト側に装着して衝撃を和らげるグッズ。ノーズガードと併用するとさらに効果大です。
Surfbent
ジョイントベースに装着して、マストとボードとの接触を物理的に遮断してくれるアイテム。
このアイテムはボードの破損防止にはかなり有効で、一般のセイラーの方であればボードを割る心配はほとんどしなくて大丈夫です。
ただ当然ですが絶対大丈夫とも言えなくて、フォイルでもフィンでも相当のスピードが出てるとコレを付けててもボードを守りきれないこともあったり、、
使う上での注意点として、ジョイント・エクステンションの種類によっては相性が悪いものもあるので、気になる方は確認してみてください。
コレさえあれば大丈夫!というようなグッズは今のところ存在していないので、いくつかのグッズの組み合わせで大切な体とボード、守っていきましょう。